安全性について

農作物の安全性が関心を集めている昨今、「安心して食べられる野菜づくり」はとても重要な意義を果たします。
植物工場では、一般生菌数が通常の約1000分の1に抑えられるため、洗わなくても食べることができるほど安心・安全です。賞味期限も長く保つことができます。
徹底した衛生品質管理の下で微生物リスクを排除し、より信頼できる農作物栽培を推進してまいります。

栽培施設の紹介

栽培施設(実証施設)の概要

完全閉鎖のLED人工光型植物工場で「いろどる野菜」を栽培しています。

栽培方法

水耕栽培(※SHIGYO法)

生産能力

1日当たり60株
(年間約21,900株)

建築面積

63m² (栽培室 45m²)

SHIGYO法とは
植物が生育するために行われる光応答(光合成、光形態形成など)には、植物の品種によって、最適な赤色光、青色光の比率があります。SHIGYO法は、山口大学農学部の執行正義先生と昭和電工が開発したLED高速栽培法です。蛍光灯やLEDでの通常の栽培方法と比べ、出荷サイクルが短縮し収穫量は約2倍になります。電気代も蛍光灯に比べ2分の1程度です。

衛生管理

更衣室から栽培室へ入る際には、徹底した防塵管理を行います。

  • 防塵服(クリーンスーツ)に着替えた後、粘着性ローラーで付着物を取り除きます
  • フードキャップ、マスク、長靴を着用しお互いに確認し合います
  • 決められた手洗方法で菌やウィルスを洗浄してからゴム手袋を装着します
  • エアーシャワーで体全体の塵を取り除きます
  • 長靴底も除菌を行い栽培室に入ります

品質管理

播種・発芽の段階から水道水ではなく ph管理された養液を使用します。

光・温度・湿度・CO2・養液・風量などを完全に制御することで、苦みの無いおいしい野菜が育ちます。

最適な状態に育った野菜を1つ1つ丁寧に確認しながら収穫します。

データ管理

栽培室内環境及び栽培養液(EC,pH)は24時間データ収集されます。
これらのデータをもとに、栽培する野菜の理想的な環境を作り出すことで、より栄養価の高いより美味しい野菜が出来上がります。

システムイメージ

システムイメージ